AGA治療方法

AGAの症状とその治療方法について

AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれています。

成人男性にとって最も多い悩みの一つで、頭髪が薄くなる症状です。

早い人では思春期以降に額の生え際や頭頂部の毛髪が両方とも、または片方が少しずつ薄くなっていきます。

自分がAGAではないか?と気づくのは些細なことから始まります。
ちょっとした雨でいつもなら感じることがない雨粒を感じてしまった、朝起きると、枕に短くて細い抜け毛が目立つようになってきた、家族や友人から「最近髪の毛が薄くなったんじゃないの?」と厳しい指摘をされてしまったりなどの様々な機会に自分の髪の毛の変化に気づかされるのです。

AGAは多くの男性を悩ませ、心を暗くさせてしまいます。
AGAには生理現象ととらえ、病気ではない老化現象であるという考え方と、本来あるべき髪の毛を失い、正常な状態ではなくなることから病気の一種であるという考え方があります。

どちらが正しいのかというのは非常に難しいことですが、実際に男性の多くを悩ませ、心を暗く沈ませてしまうことで、男性の「生活の質」であるQOLを悪くしてしまうことだけは間違いありません。

それならばAGAは治療すべき病気の一種であると考えるのは自然なことではないでしょうか。

AGAはヘアサイクル改善で治療できる!

なぜ世の男性の多くがAGAになるのでしょうか。

その原因には男性ホルモンによる毛髪のヘアサイクルの乱れが関係しています。

人の髪の毛は決まった周期で成長し、抜けていくのですが、これをヘアサイクルといいます。
ヘアサイクルは3種類の時期に分かれており、それぞれ「成長期」、「退行期」、「休止期」となっています。

全ての髪の毛がそれぞれのタイミングでこのサイクルにより常に生え変わっているのですが、とある男性ホルモンが悪さをしてヘアサイクルが乱れると、一般的には2~6年の「成長期」が数ヶ月から1年といった短期間となってしまい、髪の毛が成長しないうちに「退行期」、「休止期」に移行してしまいます。

その結果、うぶ毛のような細くて短い髪の毛が目立つようになります。
これが一般的に言う、薄毛の状態、すなわちAGAです。

ということは、男性ホルモンを何とかしてヘアサイクルを正常化させれば髪の毛が回復してAGAを治療できると考えられるのです。

髪の毛のメカニズム | ヘアサイクルとは?

髪の毛は毛包で作られます。毛包の奥に毛球部があり、毛球部は毛母細胞と毛乳頭からできています。

毛細血管から運ばれてきた栄養素により、毛母細胞が増殖し、上へと伸びていくのが髪の毛が作られるメカニズムです。

髪の毛は仮に生まれてから一度も髪の毛を切らなかったとしても、だいたい1メートルくらいで髪の長さはとまってしまうようになっています。

なぜならば、髪の毛は2年から6年のサイクルで生え変わっているためです。
これをヘアサイクルといいます。

ヘアサイクルについてもう少し詳しく見ていきます。

髪の毛の数は、人それぞれで、生まれたときから決まっていますが、髪の毛の一本一本には寿命があり、一定のヘアサイクルで生え変わっていきます。

ヘアサイクル(毛周期)は大きく分けて髪の毛が成長する「成長期」、髪の毛の成長速度が低下する「退行期」、髪が抜け始める「休止期」の三段階に分かれています。
それぞれの特徴は以下のとおりです。

成長期

毛球部が毛細血管から取り入れた栄養素をもとにどんどん毛髪を製造していきます。
毛母細胞が分裂を繰り返しながら、作られた毛髪を上へ上へと押し上げている期間です。
その期間は2~6年で髪の毛の寿命の中でもっとも長期間をしめています。
この成長期に髪の毛は太く硬く成長します。

退行期

毛母細胞の分裂が急激に衰えてくるのが退行期です。
期間は約2週間で、この時期になると髪の毛の色を決定する色素細胞も活動が緩やかになっていきます。
やがて毛球部が退縮し最終的には完全に退化します。

休止期

退行期の次に休止期になります。
この期間は細胞分裂がとまり、髪の毛の製造や伸長も完全にとまってしまいます。
期間は3~4ヶ月で、この間に寿命が尽きた髪の毛が抜けて行きます。休止期が終わると再び髪の毛が生え成長する「成長期」へと変動していきます。

ヘアサイクルが乱れることがAGAにつながっていく

人は一生のうちに、なんと15万回ものヘアサイクルをくり返しています。
それぞれの毛包がまったく別々の周期でヘアサイクルを行っていますので、一気に髪の毛がなくなるほど同時に生え変わるようなことはありません。

髪の毛が10万本ある人なら、そのうちの約10パーセントほどにあたる1万本が退行期と休止期になっています。

休止期から成長期に移行するときに、その1万本が抜け落ちていきます。

これは決して異常なことではなく、抜けた髪の毛は普通に寿命を全うしただけで、また同じ数の髪の毛が生えてくるのです。

たしかに年齢を重ねていくと、退行期や休止期になっている髪の毛の数が増えていきますが、この現象は単なる老化現象なので問題ありません。

しかし、まだ若いうちから成長期の期間が短くなったり、休止期の毛髪の割合が増えたことで髪の毛が軟毛化したり、毛髪が頭皮の表面まで生えてこなくなるのは男性型脱毛症、すなわち薄毛やAGAということになります。

薄毛・AGAの原因|男性ホルモンのDHTがヘアサイクルを乱す

まず、知っていただきたいのはAGAは頭皮が透け髪の毛が薄くなってはいても、産毛は残っています。
毛包さえ残っていれば髪の毛は再び太く長く成長する可能性は0ではないということです。
けっしてあきらめないでAGA治療に取り組んでいただきたいと思います。

AGAは主に思春期以降の男性に見られ、ゆっくりと進行していきます。
額の生え際や頭頂部の髪の毛が片方、または両方が薄くなって行きます。

健康なヘアサイクルであれば、髪の毛が生え変わりの中で成長期を経て2~6年で太く硬く育ってから抜けていきます。

ところが成長期が十分でないまま毛髪が抜けていってしまうと、全体的にうぶ毛のようにやわらかく細い髪の毛が多くなってしまうため、頭皮が透けて見えるようになり、薄毛となってしまいます。

AGAは遺伝性が確認されており、両親や兄弟祖父母に脱毛症が見られる事が多くありますが、何より大きな原因は男性ホルモンです。

医療機関による研究により、現在はAGAによって脱毛してしまった箇所からDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが高濃度に検出されることがわかっています。

DHTは、男性ホルモンのテストステロンから生成されます。
テストステロン自体は骨や筋肉、精子の生成や性欲上昇などにかかわる、男性にとって大切なホルモンなのですが、5αリダクターゼという酵素が結びつくと、DHTが生成されます。

そしてDHTが増えることで、前頭部の毛乳頭細胞からTGF-βⅠという因子が分泌されるのですが、マウスの実験でこのTGF-1βⅠ因子を注射したところ脱毛が起きたという実験結果が確認され、TGF-βⅠ因子は、角化細胞が増えるのを抑制したり、細胞の死(アポトーシス)を起こさせるということがわかりました。

これによりAGAの原因の一つが、強力な男性ホルモンであるDHTによって毛乳頭細胞からTGF-βⅠ因子が分泌されたことでヘアサイクルを大きく乱されてしまうためと解明されたのです。

5αリダクターゼを抑制すればAGAは治療できる

ではテストステロンと結びついてDHTという強力な男性ホルモンを生成するという悪さをする5αリダクターゼとはいったいどんな物質なのでしょうか?
その正体は頭部の皮脂腺や毛乳頭細胞に存在する酵素の一種です。

5αリダクターゼはⅠ型とⅡ型があり、テストステロンをDHTに変換する作用をもっています。
そして5αリダクターゼが多く存在する場所ですが、Ⅰ型は側頭部と後頭部の皮脂腺に、Ⅱ型が前頭部から頭頂部の毛乳頭に存在します。
ちょうどAGAの発症する箇所にⅡ型が多く存在することからも、AGAは5αリダクターゼのⅡ型の影響を受けやすいといえるでしょう。

そのため、現在もっとも主流であるAGA治療の考え方は、最悪の男性ホルモンであるDHTをつくらせないために、5αリダクターゼを抑制し、ヘアサイクルを乱す原因を取り除くという治療方法になります。
そして、5αリダクターゼの抑制にもっとも有効なのがフィナステリドでの内服治療です。

フィナステリドの出現のおかげで、AGAは治療できるといえるようになり、専門のクリニックでの治療が世の中のAGAに悩む男性たちの光明となったのです。

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